01.「なんだよ、そのナイフは。危ないじゃないか」 02.「忘却よりも消却を当店はお勧めいたしておりますが」 03.「無かったことにしませんか?」 04.「踊り疲れたジョーカーには、お帰り頂くだけさ」 05.「あたしはさ、少なくともあんた、好きだよ」 09/03/03 |
01.レンズ外 02.刻一刻と変わり続ける文字の動きを目で追って、行きつく羊皮紙の端っこに現実を見る。 03.朝露は僕の頬を伝い、誕(う)まれたての大地にこぼれ落ちた。 04.月の遥か後方、星屑がキラリと。 05.桜の下に散らばる 無数の屍が腐食してゆく。 09/03/03 |